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GSPを7業者で同時運用(続き)

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こんにちは、
カワセ係長です。

今日のメールは、
昨日のテーマの続きです。

昨日のメールを見逃した方は、
昨日のAM7時台か12時台のメールを参照下さい。
※一応、昨日のメールを末尾に貼っておきます。

今回のメールのテーマは、
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7つの証券会社で
GSP-FLOATING systemを同時運用すると、
どれくらいの業者間成績差異が生じるか?
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です。

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GSPを7業者で動かした場合…考察
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ツッコミどころ満載。

GSPを7業者で動かした結果、
以下のようなデータがとれました。

↓GSP同時運用の集計結果↓

※全てリアル口座です。
※GSP-FLOATING systemを同時運用
※期間:2017/01/10~4/28
※0.01ロット運用ベース

データは、以下の7口座分になります。

・MyfxMarketsプロ口座
・MyfxMarketsスタンダード口座
・TitanFX スタンダード口座
・Gemforex
・XM
・楽天証券
・外為ファイネスト

それに加え、
fx-onのFX PROデモ口座も追加してありますので、
8口座での比較を行う事ができました。

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最初の感想
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よりによって、
GSPが絶不調の時にデータ取りをしてしまいました(汗)

過去に例を見ないほど負けまくってしまいましたが、
2月~3月のどうしようも無い右肩下がり感を見ると、
ゲンナリしてしまいます。

他EAで不調を補っていたとは言え、
私もよく動かしていたと思います。
(TitanFXは私のデータです)

で、グラフを見れば明らかですが、
この4ヶ月間、どの業者で動かしてもマイナスだったという事ですね。

ですが、
勝率やプロフィットファクター等に業者間差異は殆んどなく、
100トレード近くの母数もありますので、
「データとしての信頼性」はそこそこあると見ています。

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収益差異にビックリ
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期間中の獲得収益でグラフを作りましたが、
予想以上に業者間差異があって、
イチEA開発者として、少し驚きでしたね。

その成績順位としては、
ほとんど順当かなと思いましたが、
fx-onのデモ口座が一番悪いというのにビックリです(笑)

1位:MyfxMarketsプロ口座
2位:TitanFX スタンダード口座
3位:Gemforex
4位:MyfxMarketsスタンダード口座
5位:楽天証券
6位:外為ファイネスト
7位:XM
8位:fx-onのFXproデモ口座

MyfxMarketsプロ口座は、
外付け手数料を取られる口座ですが、
もちろん、その手数料も含んだグラフになっています。

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下位業者のスプレッドと約定拒否
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以下の業者のスプレッドについて考えてみます。

5位:楽天証券
6位:外為ファイネスト
7位:XM

まず、XM。

この業者はGBPJPYのスプレッドが狭くないので、
私は昔から敬遠しています。
GBPJPYスプレッド=4pips弱ですので。

で、
その影響だけとも言い切れませんが、
XMは、4ヶ月成績ランキング7位という結果になりました。

私はやっぱり、
個人的にXMを今後も使わないと思います。
あくまで主観ですが、相性悪いと思ってます。

そして、
国内2社の成績が悪いのにも注目です。

ホームページ開示スプレッドは、

楽天証券・・・0.9pips
外為ファイネスト・・・2.0pips

ですが、

「そんなの関係ねぇ!」的な成績の悪さです。

個々のトレードを見ていても、
なんとなく楽天証券の約定レートが悪かったりしますので、
なんとなく滑ってる感じを受けます。

あと、
なんとなくトレード数が少ないですので、
なんとなく約定拒否があるような?
なんとなくFX業者にとって都合の悪い方向のトレードは拒否られてるような?

やっぱ
なんとなく、国内業者は全部呑み業者という事でしょうか?

「なんとなく」ばっかりで申し訳ないですが、
デリケートなお話ですので、悪しからず(笑)

国内業者でFXをやるのは、
私はなんとなくやめときます。

外為ファイネストもやめようかな。

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Gemforexのトレード数が少ない
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全体3位のGemforexに注目です。

↓GSP同時運用の集計結果↓

全体3位で悪くないように見えますが、
Gemforexだけトレード数が少ないです。

他の業者は、
100~90トレードを期間中に行っていますが、
この業者だけ76トレードです。

ちょっと異常とも言える少なさですね。

収益成績は全体3位となっていますが、
トレードが少ない分、負けトレードが回避できて、
「結果として、あまり口座残高が減らなかった」という印象です。

仮に好調期の場合は、
トレードの少なさが「勝ちトレードの見逃し」に繋がりますので、
機会損失になります。

負けトレードが減るのは良いのですが、
私はそれ以上に「機会損失」が好きではありません。

ですので、
Gemforexは全体3位の成績になっていますが、
ちょっと使うのは難しいかな?という印象です。

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TitanFX
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私のイチオシ:TitanFXは、
全体2位という結果になりました。

この結果には素直にホッとしましたが、
何より嬉しかったのがトレード数ですね。

全体トップの、
「期間中101トレード」でした。

トレード数が多い分、
しっかりコツコツ負けるんですが、
大勝ちトレードを確実に捉えてくれています。

スプレッドも悪くないですし、
しっかり約定してくれてるのも分かりますし、
やっぱり私はTitanFX派ですかね。

TitanFXへ

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MyfxMarketsプロ口座
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「スプレッドの狭いプロ口座」という事で、
さすがの1位に輝いたのが【MyfxMarketsプロ口座】です。

毎回のトレードで、
0.01ロットにつき6円の外付け手数料を取られますが、
それを考慮しても全体1位になりました。

トレード数も多く(100トレード)、
約定もバッチリ決まっている感じです。

約定するし、スプレッドは狭いし、
100トレードしてもコミッションは600円ですし、
こう考えると、プロ口座がベターという結論になりそうです。

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fx-onのFXproデモ口座
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で、これですよ。

なんと
fx-onのフォワードがダントツで悪いという結果に(笑)

あ、
fx-onのフォワードは0.2ロット運用ですが、
もちろんデータは20分の1にしています。

全部0.01ロット基準に合わせています。

↓GSP同時運用の集計結果↓

トレード数が少ないとか、
勝率が極端に悪いとかじゃないのに、
何故か、ダントツで成績が悪いんですよね。

約定している感じを見ていますと、
レートがちょっとずつ悪いような。

そして、
悪いトレードは全部捕まえているような。

これ、
リアルじゃなくてデモですよ(笑)

とてもじゃないですけど、
FXproで運用する気になれないです。

ですが、
fx-onのフォワード計測は、FX業者の選択肢が少なすぎるので、
現状ではFXproを使うしかないです。

いやー、
それにしても、このダントツ感にはビックリしました。

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まとめ
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4ヶ月にわたって、
複数業者同時運用を行いましたが、
全体として読み取れるのは以下ですね。

・国内業者ではやりたくない
・Gemforexはトレード数が少ない
・fx-onフォワード悪すぎ
・外付け手数料アリのプロ口座はサスガ
・XMは悪かった
・TitanFXは機会損失が少ない

4ヶ月だけで判断しきれるものでも無いかもしれませんが、
私の設計するスイングEAに対しましては、
上記を言えるのでは無いでしょうか。

なお、
「長期的なデータを取る」という今回の趣旨でしたので、
個々のトレード結果には踏み込みません。

勝ちトレードがあったり、
負けトレードがあったり、
ある業者ではサイン確定でエントリーしたり、
またある業者では見逃してしまったり、

ってことです。

あ、

もし、今回の全データが欲しい方は、
個別にカワセ係長までメール下さい。
エクセルデータを差し上げます。

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今後
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で、今回のデータ検証で、
一つの疑問が生じてしまいました。

【TitanFXのBLADE口座だったらどうなるんだろう?】って疑問です。

TitanFXへ

そこで今度は、
TitanFXの「Standard口座」と「BLADE口座」で、
どれくらいの成績差異があるかを調査してみます。

期間は半年くらいですかね。

忘れた頃に結果を報告しますので、
楽しみにしていて下さーい(^_^)

このテーマの報告は以上ですm(_ _)m

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