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ランド円のメリットとデメリット

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こんにちは、
カワセ係長です。

本日のメールは「3通目」です。

5通目のメールでお渡しするEAのロジックを
メールで全て公開していきますので、
私からのメールを見逃さないようにして下さいね。

普通のEAは、
ロジックが分からない「ブラックボックス」と言われていますが、
今回お渡しする無料EAについては、
そのロジックの全てをメールで明らかにしていきます。

昨日のメールでは、
底値=ゼロが見えている通貨ペアとして、
ランド円を明らかにしました。

通常の通貨ペアの「ナンピン買い」は底なしの暴落リスクが伴いますが、
「相場の底」であるゼロがすぐ近くにあれば
リスクが限られた状態で「ナンピン買い」を入れる事が出来ます。

今日のメールでは、
ランド円に対して様々な角度で切り込んでいきます。

メリットだけでは無くリスクもお話していきますので
『PSA-Buying system』の特徴を理解して欲しいと思います。

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ZARJPYは高スワップ
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ここまでの話の流れで読み取れていたかもしれませんが、
『PSA-Buying system』は買いしか持ちません。

売りは一切持たないです。

で、
ZARPJYの買いを入れて美味しいのは、
「高スワップ通貨」という事でしょう。

南アフリカの政策金利はこれまで5%を切った事がありませんので、
低金利の日本円を売ってランドを買えば、
高スワップを貰い続ける事が出来ます。

例えば
FXTF社でZARJPYの買いポジションを持つと、
1日あたり1.0ロットで144円のスワップがつきます。

分割で複数の買いポジションを持てば、
その分だけ貰えるスワップ金利が増えますので、
「買いを仕込むEA」にはもってこいの通貨ペアです。

ナンピンで複数の買いポジションを持ちながら、
更にスワップポイントも狙いにいく設計になっています。

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コツコツドカンでは無いナンピンEA
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ナンピンEAは他にもたくさん存在します。

販売サイトに行けばナンピンEAが沢山並んでいますし、
もしかしたら読者さんも、
何らかのナンピンEAをお持ちでは無いでしょうか。

で、
世の中にある9割9分のナンピンEAは、
以下のような動きをすると思います。

ナンピンして
→含み損を我慢して
→薄利決済

ナンピンして
→含み損を我慢して
→薄利決済

・・・って感じです。

+10pipsくらいの薄利を何度も狙うような戦略です。

こういうロジックでEAを組み立てますと、
コツコツと口座残高を増やしてくれますので、
普段のストレスが少ないです。

ですが、
薄利狙いで何度かナンピンを仕掛けているうちに、
いつかはナンピン買いが捕まってしまいます。

要は、
薄利狙いでポジションを持ったのに、
その利確幅に届かずに相場がダダ下がりしてしまうケースです。

高値のランド円ポジションを持ってしまい、
未だに塩漬け状態になってしまっている人も多いのではないでしょうか?

まぁ、
『PSA-Buying system』も含み損を抱える前提ですし、
ナンピンEAが大きめの含み損を抱えてしまうのは悪い事ではありません。

むしろ大きな含み損は、
あらかじめ想定しておくべきと言えます。

ですが、
大きめの含み損ポジションが発生するのは仕方無いのですが、
たかだか+10pipsを狙うために数千pipsの含み損を抱えてしまうのって、
リスク/リターンの比率が悪いと思いませんでしょうか?

その一方で『PSA-Buying system』は、
+10pipsとかのコツコツ薄利は狙いません。

ハナから長期目線で買いポジションを保有し、
現在底値圏にいるZARJPYの値上がりと、
スワップポイント積み重なりの両方を狙います。

含み損は2,000pipsとかでも許容しますが、
利益も数千pipsを狙いにいく感じです。

一般的なナンピンEAは、
利小損大の「コツコツドカン」設計になっていますが、

『PSA-Buying system』は、
利大損大の「大幅利確設計」になっているのです。

ま、「損大」と言いましても含み損ですし、
そもそも相場が下がらないとナンピンが入らないですので、
含み損が多少大きくなるのは織り込み済ですが。

含み損は最初から織り込み、
ナンピンで平均取得価格を下げながら一撃数千pipsの利益を狙うのが
『PSA-Buying system』の特徴となります。

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決済しない
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で、これが一番の特徴になるんですが、
『PSA-Buying system』はポジションの決済をしません。

・・・ハイ

自分で持ったポジションを決済しないんです。

ナンピン買いでポジションを自動で積んでくれますが、
決済は読者さんご自身が行って下さいm(_ _)m

何故、決済を入れないか?ですが、
『PSA-Buying system』は、
「ZARJPYの長期買いポジションを仕込むこと」を目的にしているためです。

ZARJPY=8.5円でEAをセットし、
1年とか2年とか長いスパンで動かし続け、
ZARJPY=10.0円とかになったらEAを停めて決済して下さい。

もし、8.5円からずっと相場が動かなくても、
1年とか2年後にスワップがたまっていますので、
含み益はプラスになっています。

8.5円→6.5円→7.5円になったとしても、
複数のポジションがありますので、
やはりスワップがプラスになっています。

高スワップのZARJPYをチマチマ決済してますと、
スワップ見逃しが勿体ないですし、
スプレッドも広いので合理的ではありません。

1年レベルのポジション保有を想定し、
為替差益とスワップにより含み益が大きくなったら、
手動にてポジションを決済するようにして下さい。

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南アフリカランドのリスク
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次は「リスク」の話です。
どのような投資にも「リスク」があります。

私は良い面だけをお話しするのは嫌いですので、
「リスク」についてもお話ししますね。

南アフリカランドが持つ「リスク」は、
いわゆる「カントリーリスク」ですね。
南アフリカそのものの信用性です。

「南アフリカそのものが無くなってしまう」という事は考えにくいですが、
現実的なカントリーリスクとしては、
「デフォルト(債務不履行)になってしまう」でしょう。

要は、国そのものの財務状況が悪化し、
「借りたお金を返せません」っていう状態に陥るリスクです。

「何故それがリスクになるのか?」と言いますと、
国がデフォルト状態になってしまうと、
その国が発行する国債が紙切れ(無価値)になり、
その影響で通貨が暴落しまうためです。

これが
南アフリカの考えられる「リスク」です。

で、
「具体的にどうなるか?」気になる所ですが、
代表的な実例としてはアルゼンチンペソですね。

アルゼンチン国債は2001年にデフォルトし、
その年、アルゼンチンペソは一気に暴落しました。

具体的には、
アルゼンチンペソ/円=120円くらいだったのが、
デフォルトにより40円まで下がったそうです。

そして、
それ以降もアルゼンチンペソの価格は下がり続け、
このメールを書いている時点で
アルゼンチンペソ/円=6.67円です。

しかしまぁ、
着目すべきは「それでもゼロになっていない」という事でしょうか。

少なくともゼロになっていないですし、
アルゼンチンという国自体も消滅していません。

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南アフリカがデフォルトする可能性は?
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南アフリカがデフォルトする可能性はゼロではありませんし、
投資家とすれば、デフォルト国の通貨は持ちたくないものです。

ですので、
『PSA-Buying system』を使う時の気を付けるポイントとしては、
南アフリカの財務状況に着目していく必要があります。

要は、
「南アフリカがこの先デフォルトしないか?」ですね。

デフォルトの危険性を感じた時は、
さすがに保有ポジションを決済してしまう行動が必要になります。

で、
ここで登場するのがムーディーズとかの格付会社です。

格付会社は金融商品または企業・政府などの信用力を評価し、
Aaa、Ba1などの記号や等級で評価してくれます。

ちなみに南アフリカの信用格付けは、
ムーディーズで「Baa3」です。

「Baa3」は、
21段階中の上から10番目の格付けで、
一般的には「投資適格」とされています。

ちなみに日本は上から5番目の「A1」
アルゼンチンは上から16番目の「B3」
ギリシャは上から19番目の「Caa3」です。

なお、「投資不適格」とカテゴリされるのは、
上から11番目の「Ba1」以下です。

「Ba1」は「投資不適格」カテゴリの一番上であり、
一般的には投機的等級とされています。

南アフリカが過去に「Ba1」になった事はありませんが、
我々投資家としては、
ムーディーズやS&Pなどの格付け情報を見ながら、
撤退の時期を認識するのが賢明と言えるでしょう。

具体的には、
「Ba1に格付けされたらZARJPYを決済する」という判断基準ですね。
私からも定期的にメルマガで情報共有していきます。

ちなみに、馴染みのある通貨ペアで
最近「Baa3」→「Ba1」に下がったのはトルコリラです。

2016年9月23日に
「Baa3」から「Ba1」に引き下げました。

以下は、
その時のトルコリラ/円のチャートです。

↓トルコリラチャート↓

赤線の2016年9月23日に、
ムーディーズが「Ba1」への格下げを発表しましたが、
相場の反応は限定的でした。

どちらかと言えば、
その後、徐々に下がっていっているような値動きです。

もちろん
「絶対に、発表と同時に下がらない」とは言えないのですが、
マーケットはそこまで反応的でも無い事が通常です。

普段は買いを保有しておいてスワップを貰い続ければ良いですが、
格付け情報をチェックしながら、
「切る時は切る」というスタンスも必要になる場合があります。

もしくは、「下げてからの半値戻しをナンピンで狙う」
という心構えもする事ができます。

ランド円は高スワップ通貨ですから、
下がった時のカウンター買いが入る事が多く、
急落時は半値戻しが入る事が多いですからね。

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もう少し南アフリカの財務状況に踏み込んでみる
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まぁ何より、
ランド円はすでに相場の底である「ゼロ」が近いですので、
落ちるにしても、その下落幅は限られているのですが、
もう少し財務状況に踏み込んでみます。

その国が保有している財務状況として、
「外貨準備高」というのがあります。

要は、
「自国通貨以外の通貨をどれだけ持っているか?」です。

「外貨」の保有量が多いと、
他国との貿易が円滑に出来るというメリットがありますが、
それ以外にも「自国通貨の急落リスクに備える事が出来る」という一面があります。

具体的には、
ランドがもし暴落してしまったら、
政府が「ランド買い/ドル売り」をするという事ですね。

自国通貨を買うのですが、
もし「外貨」を持っていなければ、
そもそも「買う」という行動を採れません。

ですので、
万が一に備えて外貨を持っておくのは超重要なのです。

で、
南アフリカの外貨準備高はどうなっているかと言いますと、
2003年頃から急増してきています。

↓南アフリカの外貨準備高推移↓

一方で下のグラフはZARJPYのレート推移です。

↓1980年頃からの推移↓

ZARJPYの下落は続いていますが、
少なくとも政府としては意識的に対応に乗り出しており、
下げ方は緩やかになってきています。

「為替介入は焼石に水」という意見もありますが、
少なくとも外貨準備高の高い状況を見せていれば、
マーケットを牽制しておくことが出来ます。

以下のチャートように
ZARJPYは相変わらずの下落基調ですが、
陽線と陰線の数は拮抗しており、下げ止まり感も出てきています。

↓約9年間のローソク足チャート↓

なんだかんだ言っても高金利通貨ですので、
一時的に下げても必ず戻り買いが必ず毎回発生していますし
下げてもその半値くらいは毎回戻っています。

↓もう一度チャート↓

さすがに今から
ZARJPY=50円にはならないでしょうが、
ちょっとの相場振れ幅でZARJPY=10.0円くらいでしたら現実的ですし、
下げたとしても高スワップ通貨を買う投資家は一定数いますので、
戻りは確実に発生します。

相場の底を背中にナンピンで買いを仕込み、
ZARJPY=10.0円になったくらいに決済するだけでも
30%程度の投資リターンを狙うことができます。

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明日、フォワード状況をお見せします。
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このように
ZARJPYには「リスク」と「メリット」が同居します。

・高スワップ通貨
・カントリーリスクあり
・ムーディーズは「Baa3」
・そもそもゼロが近い
・下げ幅は減少してきている
・急落後は半値程度の戻しが発生

ま、
何度か申し上げているんですが、
リスクがあるにしても「相場の底」が見えているんで
適度なリスクでナンピン買いを入れるのはアリだと思います。

で、
適度なナンピン買いを仕掛けるのが、
『PSA-Buying system』というEAです。

幸いムーディーズやS&Pでリスクが可視化されてますので、
「投資適格」の格付けがされているうちにスワップと為替差益をいただき、
30%くらい儲かったらサクッと撤退するのが宜しいかと。

分割で買いを仕掛ければ平均取得価格が下がりますし、
ポジションを持ち続ければスワップが膨らみますし、
私もムーディーズの判断と同じく「投資対象」と見ています。

そして、
どうせなら「コツコツドカン」の利小損大ではなく、
「買いポジションを仕込んでおく」という考え方で、
数千pips級の利益を狙っていきましょう。

買って→売ってを繰り返すだけが投資ではありません。

FX口座からお金を引き出すときに
残高がプラスになっていればOKです。

とは言え。

「この無料EAはどれくらいの実力なのか?」
分からない部分も多いと思います。

そこで明日のメールでは、
実際のフォワード状況をご覧いただこうと思います。

運用スタートして5ヶ月の実績となりますが、
すでに5%ほどのプラスになっています。

それでは

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