平均足のトレード手法をEA化して、勝てるか確認してみた。
「トレード手法の検証」が今日のテーマ。
以下のSさんとのやり取りがキッカケね。
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◆Sさん
「平均足のこんな手法で勝てるかと…」
◆カワセ係長
「甘い。」
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チャートを見てインジケータ表示させれば
トレード手法を思いついたりするかもです。
自分でトレード手法を考えてみるのは
とっても良い事で素晴らしいです。
しかし「考えた」だけでは駄目。
検証しないと。
「思い付きレベル」で実践に入ると
大怪我してしまう可能性があります。
手法を思いついたとしても、
相場でコテンパンにやられて
一気に退場してしまうかもってこと。
数トレードだけみて、
「何か、勝てそうやな―」だけじゃ駄目。
そのトレード手法に優位性があるか？は、
数百トレードの検証が必要です。
10トレードや20トレードじゃ駄目。
その、たまたま見た10トレードが
「たまたま勝ててた調子の良い時期」
の可能性がありますからね。
数百トレードくらい見てみないと、
「そのトレード手法に優位性があるか？」
分かりません。
で、2010年頃の私は、
その検証をエクセルでやってたんですよね。
メチャクソ大変でした。
エクセルはあくまでエクセルで、
FX専用のソフトじゃありませんし。
しかし今はEAがあります。
EAさえあれば、
トレード手法の検証作業が一瞬で出来ます。
平均足のEAを作ってみた。
昨日に言いましたが（昨日やったっけ？）
EAのメリットは
「自動でトレードするだけじゃない」です。
「過去数年間、
そのEAがトレードしたら、
どんな成績になるのか？」
を、検証することが出来ます。
バックテストという機能です。
昨日のメールで、
「あんたもEA作りんしゃい」って
言うたじゃないですか。
言いっぱなしはアレなんで、
昨日、チョチョイとEA作ってみました。
Sさんが提案してくれた、
平均足でエントリーするEAです。
平均足が陽線（上向き）になったら買い、
平均線が陰線（下向き）になったら売り。
平均足の白色は陽線、赤色は陰線です。
白色が出たら平均足上向きなので「買い」
赤色が出たら平均足下向きなので「売り」
青が買いポジション、
ピンクが売りポジションです。
ちょいちょい負けてはいますが
平均足の色がずっと続いている時は
「買って→上がる」
「売って→下がる」
たしかに利益が出そうな感じです。
ですが、これは
「たまたま調子が良かった場面」
かもしれません。
調子の悪い時もあるでしょうから、
数百トレードはチェックをして
手法としての真の優位性を確認すべきです。
ですが、こういう目視チェック、
数百トレードもやれないですよね。
骨が折れます。
・・・だから、EAの出番です。
平均足の白色が出たら→「買い」
平均足の赤色が出たら→「売り」
これを数年間、
数百トレードやり続けたら、
利益が出るのか？負けるのか？
EAのバックテストという機能で、
これを瞬時に確認する事ができます。
んで、
実際にやってみました。
平均足の切り替わりで
数年間トレードし続けると、
以下のようになります。
はい、物の見事に右肩下がり。
平均足の切り替わりだけで
トレードし続けてしまいますと
お金が溶け続けるという事です。
「やる価値なし」って明確に分かりますね。
いいですか？
これが「検証」です。
トレード手法を何か思いついたとして、
ただ思いついてルールを紙に書いても
そこは「スタートライン」にすぎません。
もっと踏み込んで言ってみれば、
買った商材に手法が書いてあったとしても
それが本当に勝てるかどうか分かりません。
大事なのは「長期で勝つこと」
勝てる場面が切り抜かれた、
机上の空論のチャート画面じゃないです。
◆ずーっと右肩下がりのトレード手法
◆長期的に右肩上がりのトレード手法
◆勝てる場面を切り取って解説してる商材
◆なんか思いついた手法
どれに取り組むのがベターか？って話。
長期検証されてない手法に取り組むのは
自殺行為以外の何物でもありません。
ちゃーんと検証してから、
実践するようにしてくださいねー。
思い付きレベルでトレードしたら、
間違いなく火傷しますから。
あ、そうそう。
例の「平均足の手法」、
問答無用で駄目って訳じゃないですからね。
ちょいと工夫して検証を深めれば、
以下くらいに化けます。
サラッと作ったEAですので
まだまだ荒っぽさは否めないですが
「ちょっとの工夫とアイデア」でこれくらいになるんです。
どう？
EAって面白いでしょ？