MT4はGMT+2を使います。
ここでは何故、多くのトレーダーがGMT+2の
取引環境を好むのか、解説させていただきます。
ご存知の方も多いかと思いますが、
為替市場はウェリントン市場からスタートし、
ニューヨーク市場で終了となります。
GMT-5のニューヨーク市場が現地時間17時にクローズした時、
GMT±0では17時+5時間=22時です。
一方、世のトレーダーは、
ニューヨーククローズによる取引終了と同時に
日足も終了してほしいため、
GMT+2の、17時+5時間+2時間=24時を好みます。
理由は市場クローズ=24時にならないと、
日足を形成する際、
5本ではなく、6本になってしまうためです。
例えばGMT±0では、
相場月曜スタート時に日曜の22時ですので、
日曜〜金曜で日足が6本形成されてしまいます。
また、日本時間のGMT+9では、
相場スタート時にすでにAM7時です。
ニューヨーク市場がクローズする時に
日本時間は土曜のAM7時ですので、
月曜〜土曜で同じく6本形成されてしまいます。
日足6本でのテクニカル分析は
正常な5本形成に対し大きな誤差として現れるため、
私も含めですが、GMT+2以外は世のトレーダーから敬遠されます。
世界中のトレーダーがMT4を使っていると言われますが、
多くのブローカーがGMT+2を採用しているのは、
このような理由からです。