FX自動売買を中心に投資の本質を色々と。

FX会社から電話があったので初心者のフリをしてみた話。

WRITER
 
この記事を書いている人 - WRITER -

こんにちは、
カワセ係長です。

 

違うテーマを書こうと思ったら
あるFX会社から電話がありました。

「いつもお世話になっております。
▲×◆FXジャパンでございます。」

「あ、はい、どうも」

「弊社の事はご存知でしょうか?」

(私のEAをタイアップ提供した事あるけど)
「はぁ〜、なんとなく。」

「FXのトレードは
されておりますでしょうか?」

(してるけど)
「いやー、してないですね。」

「さようでございますか。
只今、スプレッドの縮小をしておりまして」

(スプレッドの話とか論破できるけど)
「はぁ」

「ドル円で0.1pipsのスプレッドにて
ご提供しておりますので
宜しければご利用くださいませ。」

(0.1pipsとか舐めてるよねと思いつつ)
「はぁ」

「今後ともご利用宜しくお願い致します。」

(無いとは思うが)
「まぁ、機会があれば。」

「それでは、失礼いたします。」

 

どこのFX会社か?は伏せておきますが
電話かけてくる時点で
やめておいた方が宜しいですよ。

「え、0.1pipsなんですか!?」って
ホイホイと釣られてしまうと
ネギを背負った良いカモ君になります。

国内FX会社は基本的に
DD(最近はB-bookと言う)です。

B-book業者は、要はノミ業者。

B-bookの業者は
顧客の注文をインターバンクに流さずに
そのままFX会社が呑む業者です。

カバー先にいっさい通しません。

顧客の注文をFX会社で全部受け止めるから
顧客が損失を出せばFX業者の利益になり
顧客が勝てばFX業者は損失になります。

顧客の損失=FX業者の利益。

利益相反の関係が成立するのがB-Book。

んで、B-Book業者の大半は、
低スプレッドを打ち出して集客し、
顧客にガンガントレードさせます。

「勝たれたらどうしよう?」とか
そんなの考える必要はありません。

だって、ほとんどの個人投資家が、

・勝手に入金して、
・勝手にせっせとトレードして、
・勝手に負けてくれるからです。

お客さんが30万円入金して、
勝手に疑似トレードをしてくれて、
口座残高が2万円になってしまえば
28万円はFX業者の利益になります。

個人投資家が負けてしまうのは、
プロスペクト理論による所が大きいため。

要はメンタル的な話でして、
(機会あれば話します)
9割の人間はトレードで負けるんですよ。

低スプレッドだろうと
簡単にお客さんは負けてしまうので
FX業者はガンガン集客するんですよ。

あ、「表面上のスプレッド」に
踊らされたら駄目ですからね。

最近の国内FX業者実態は知らないですが
実質スプレッドはもっと広いはずです。

たとえば、
108.000円で「買い」をクリック。

すると、ちょっと間を置いて、
108.003で約定するみたいな。

チャートを見ると確かに
0.3pipsくらい上がってるみたいな。

また違う機会に、
108.000円で「買い」をクリック。

すると、ちょっと間を置いて、
しっかり108.000で約定。

チャートを見ると
107.997まで下がってるけど、
約定したのは108.000円

107,997買いの方が良いのに…みたいな。

分かります?

ボタンを押してからの「わずか」の間に

・業者にとって有利な方向にレートが進めば、
その(お客さんに不利な)レートで約定。

・業者にとって不利な方向にレートが進めば、
ボタン押した時のレートで約定。

最近はあんまり聞かないですが、
「クルクル詐欺」っていう奴です。

約定するまでのwaitのアイコンが
クルクルしてる形に見えるのが由来です。

FX業者の手口はこれだけじゃないですが
国内FX業者の提示するスプレッドを
鵜呑みにしたらケガをしますよ。

0.1pipsとかいうスプレッドで
まともな運営ができる訳ないですし。

カモネギ君にならないよう注意注意。

この記事を書いている人 - WRITER -

Copyright© FXと自動売買と投資の本質。 , 2019 All Rights Reserved.