GSP-FLOATING systemをバージョンアップします
現行バージョンのGSP-FLOATING systemに、
少し問題がありました。
その内容は、
【MT4の0時またぎ問題】です。
大半の方は『?』だと思いますので、
まず、この問題の内容と背景を解説していきます。
FXのトレードをしていますと、
各通貨間の金利差によってスワップが貰えますよね。
AUDJPYの買いポジションを0.1ロット持っていたら、
1日に30円貰えるとか、そういうヤツです。
昔は「スワップ派」なんて言葉がアチコチで聞かれましたが、
最近はオージーやキウイを持つメリットが無くなってきましたので、
スワップを気にしている方はあまり多くないかもしれませんね。
で、
AUDJPYのポジションを持っていると、
日ごとにスワップが加算されていくのですが、
「スワップ」がトレーダーさんに付与される時間帯は、
各FX業者によってマチマチです。
AというFX業者は、毎日23:55~0:05
BというFX業者は、毎日6:59~7:10
というように、
それぞれのFX業者で時間帯が決まっているのです。
このスワップ付与時間のことを、
「ロールオーバータイム」と言います。
で、
FX会社のシステム上の問題になりますが、
スワップを付与するロールオーバータイムの間、
『注文を一切受け付けない業者』が存在します。
平日だというのに、
新規エントリーボタンを押しても跳ね返され、
全くポジションを持ってくれません。
23:55~0:05のロールオーバータイムは、
EAであろうと裁量であろうと全て注文エラーになってしまうのです。
何故、これが問題なのか?
GSP-FLOATING systemは、
ローソク足確定時にしか動作しないEAだからです。
つまり、
1時間足にセットするタイプのEAですので、
時計の長い針がちょうど「12」を指す時にしか
エントリーや決済をしません。
5:00ジャストのみ稼働
9:00ジャストのみ稼働
22:00ジャストのみ稼働
って感じです。
では、
0:00にEAが動作しようとしたら?
ハイ、
どれだけ頑張ってEAが注文を出しても
サーバーが全て拒否してしまいます。
つまり、
GSPは1時間ごとに動作するEAですので、
本来であれば、1日に24回チャンスがあるはずですが、
実際のフォワードでは、
23回しか動作しないEAだったということです。
収益は24分の23。
トレード数も24分の23。
今までのGSP-FLOATING systemは、
稼働するFX業者によっては、
24分の1のチャンスを逃してしまっていました。
申し訳ないです・・・。
本件につきましては、
バージョンアップにて対策します。
具体的には、
ロールオーバータイムのEA稼働時間を、
ユーザー様が任意でシフトできるようにします。
基本的には、
8:00とか15:00とか23:00とか
1時間足ジャスト時間にしか動きませんが、
スワップ付与のロールオーバータイムだけは、
「10分だけズラして、0:10の動作させる」など、
任意に調整できる機能を付属させます。
これで、
23:55~0:05まで注文を受け付けないFX業者でも、
対応する事が可能になります。
すでにプログラミングは完了しておりますので、
10月中にはバージョンアップできると思います。
まずは、私の環境で動作チェックしますので、
しばらくお待ち下さいませ。