SCH-Trend systemは4時間足ロジックなのに、何故15分足にセットするのか?
SCH-Trend systemについて質問をお受けしましたので、
その回答内容をブログ上でシェアします。
【ご質問】
SCH-Trend systemは15分足にセットするEAと認識していますが、
EAの説明文には「4時間足」との記載があります。
これは、
「4時間足ベースで順張り方向に、
15分足ベースで押し目買い(または戻り売り)の逆張りとなるエントリーを狙っている」
という解釈で正しいでしょうか?
【回答】
Y様
こんばんは、カワセ係長です。
いつもメールマガジンをご購読いただきまして、誠にありがとうございます。
ご質問の件、回答させていただきます。
実はこの件につきましては、SCH-Trend systemリリース直後まで遡ります。
ブログで詳しく説明が出来ていなくて申し訳ないです。
まず、SCH-Trend systemは、4時間ごと稼働のシステムとなります。
現在のバージョンでは、15分足にセットしますが、
0:00→4:00→8:00→12:00→・・・というように、
4時間ごとにしか動作しません。
そして、4時間ごとに動作するEAですので、
初期のSCH-Trend systemは4時間足チャートにセットする仕様でした。
しかし、
自分だけで使うEAですので今まで気にしていなかったのですが、
FX業者には、GMT0やGMT+2やGMT+9など、色々あります。
※GMTについては、以下のブログ記事を参照ください。
ブログ記事1
ブログ記事2
そして
例えばGMT+9の業者(日本時間)ですと、
4時間足の切れ目は、
日本時間で0:00→4:00→8:00→12:00→・・・となり、
日本時間の0:00→4:00→8:00→12:00→・・・にEAが動作します。
しかし、GMT+2の業者ですと、
日本時間の7:00が、MT4時間の0:00になりますので、
日本時間で7:00→11:00→15:00→19:00→・・・となり、
(MT4時間上では、0:00→4:00→8:00→12:00→・・・です)
日本時間の7:00→11:00→15:00→19:00→・・・にEAが動作します。
GMT+9の業者にEAをセットすると日本時間12:00に動作するのに、
GMT+2の業者にEAをセットすると日本時間11:00に動作するのです。
GMT0の業者では、また違う時間に動作します。
これ、
要は「業者ごとにEAの動きが全然違う」ということです。
で、SCH-Trend systemはGMT+2で設計されており、
フォワードもダントツでGMT+2が良かったのです。
私ももちろん、GMT+2で使っています。
この事実が分かった以上、開発者としては、
「GMT+2で動かしてね。他の業者は知りません」
ということにはできません。
そのため、
どの業者で稼働させてもGMT+2と同じタイミングで動作するよう、
SCH-Trend systemをバージョンアップしました。
それが、現行の「M15にセットバージョン」です。
SCH-Trend systemの過去のバージョンアップ以降は、
「どのGMTのFX業者にセットしても、GMT+2の4時間足タイミングで動作する」
という仕様にしました。
そのEAプログラム仕様を実現するために、
15分足データを集めてGMT+2基準の4時間足を内部的に作り出しています。
今まで自分ひとりで使っていたので、気にする事はなかったのですが、
EA販売者という立場になって多くの方に使ってもらい、
とても多くのご意見をいただくなかで、初めて気づきました。
回答が大変長くなってしまいましたが、
ユーザー様側としては、以下と捉えていただければと思います。
【15分足にセットするけど、4時間足動作】
なお、これは完全に蛇足になりますが、
Y様がまさに仰られましたとおり、
4時間足のSCHサインを見つつ、
15分足で押し目と戻りを見るロジックも作りたいんですけどねf^_^;
完全に別EAになると思ってます(笑)